新入社員育成のポイントを知る【課題】
課題は原因を裏から捉える
問題と原因を整理することができれば、課題は見えてきます。
原因の裏返しが課題だからです。
新入社員を辞めさせずに戦力化するポイントは、「コミュニケーション力の強化」にあります。
新入社員各人のコミュニケーション力を高めるのはもちろん、忘れてならないのは、上長や先輩社員、そして、会社全体を横断した組織的なコミュニケーション力を高めることを意味します。
あなたの職場や会社は、現時点で、コミュニケーションが円滑に取れているでしょうか。
風通しの良い、組織になっていますか。
この問いかけをせずに、新入社員を効果的に育成することはもはや困難であることをあなたは十分に理解していることでしょう。。
組織的コミュニケーションの向上
新入社員のコミュニケーション力をいくら高めても、それを受け入れる上長や先輩のコミュニケーション力が欠如している場合には、結果的に新入社員は職場でのコミュニケーションを深めることが出来ず、辞める可能性が高くなります。
実際に起こった最も悲惨なケースを紹介します。
新入社員間のみでコミュニケーションが高まったものの、上司や先輩がそこに適切に関与することができず、なぜか対立関係にまで発展してしまいまいた。その結果、新入社員が一致団結してごっそりと離職するということが、大手電機店にて発生したのです。もはや、一種のクーデターに近い状況です。
コミュニケーションと言うのは、自分自信との対話も含みますが、仕事という括りで考えた場合には、自分以外の第三者と関わる際に必要とされることになります。その関係は、上長と新入社員、新入社員と先輩社員、上長と先輩社員いずれの関係であっても成り立たなければなりません。
そう考えますと、コミュニケーション力の強化は、会社全体の課題であると言えるわけです。