研修を社員に押付けていないか
目標を設定し、現場の声を反映したのに
研修の目標をしっかりと設定した、そして研修の内容は現場からの声を踏まえて現場が抱える問題を解決する内容にした。しかし、成果が上がらない・・・。なぜでしょうか?
理由は簡単です。
それは、社員の感情を無視しているからです。つまり、社員研修そのものが会社の都合で押し付けられたものになっていることが理由です。
そもそも社員研修とは、社員のことを思って行う研修のはずです。
しかし、現実には会社の都合を優先した研修で終始してしまうことが多いのですが、これでは成果は上がりません。
社員にしっかりと研修の目標を示し、そして、目標を果たした社員は何らかの形で評価をすることが必要になります。
飴とムチではありませんが、会社と社員の関係とは、極論を言えば何らかの対価で結びついているものです。その是非は別として、実際そういうことです。
だとしたら、社員研修によって成果を上げた者には、何らかのインセンティブを与えるという考え方があっても当然でしょう。
これがないと、社員が研修で得た内容を、やる気を持って現場で実践することは困難なのです。
研修で得た内容を実践して成果を上げても何もないとしたら、誰ががんばるのでしょうか?
自分だったらどうすればやる気が出るかを考える
イメージしてみてください。
あなたの上司「今回は君に社員研修の企画を任せよう。現場では営業のモチベーションが下がっているようだから、営業マンをやる気にするための研修内容が良いだろう。目標値は現在の売上目標よりも一割アップだ。君が企画した研修により、売上がしっかりと一割アップしたら、君は部長に昇進だ。」
どうでしょう。あなたはこのような評価の仕組みがあることで、やる気になるでしょうか。
あなたの答えは、
あなた 「はい!がんばります。是非、やらせてください!」
であるならば、あなたも社員もやる気を上げるための要素は同じだということです。