研修価格交渉の奥義があります

時間に着目しよう

会社というのは、予算で動いている部分が多く、どうしても研修に掛けることができる予算が限定されているということもあるでしょう。そんな時、何とか予算内で実施できないか、担当者の手腕が試されるところです。

研修価格の値切り方研修の料金を無理に値切るということではなく、予算の都合でどうしてもリーズナブルなものを求めざるを得ない時、こんな打診をしてみる方法があります。

それは、研修の実施時間を早朝か夜間に設定して依頼する方法です。

自社の社員からは嫌がられる可能性は高いですが、研修価格はリーズナブルで実施することができる場合があります。

研修の料金というのは、基本的には講師の人件費から構成されています。つまり、講師の時間をお金で買うというイメージになるわけですが、1日のうちで講師の時間を買うとしたらいつが安いでしょうか?

それは、早朝か夜間です。

なぜならば、早朝の2時間であれば、講師はそれ以降の時間を仕事でもプライベートでも自由に使うことができますので、少し安くても引き受けてくれる可能性は高いわけです。夜間であっても、同じことです。

逆に、12時~14時という時間では、講師は午前も午後も自由に使うことができず、1日のうちの2時間と言う短時間でありつつも、終日を拘束されているのに限りなく近い状況となっています。

つまり、短時間だから安くできるということではなく、実施時間によって安い時間帯がある、ということです。

リーズナブルに研修を行いたい場合には、早朝研修や夜間研修という方法もあるということです。この方法は、1日研修には使うことができず、2時間~3時間研修の場合に限定した話となります。

会場費を節約する

自社内に研修会場を準備できるような広いスペースを持った企業にはあまり関係のない話かもしれませんが、まとまった数の社員が集まる企業研修では、会場確保が予想以上に大変な作業となります。

東京都内ですと、30名程度の社員を収容して研修を行うことができるような贅沢なスペースを持っている会社は少ないです。そうなると、外部の会場を借りることになるわけですが、レンタルスペース・レンタル会議室というのは結構な値段がします。

ネットで調べれば分かりますが、主要ターミナルのアクセスが良い場所になると、50人程度が収容できるスペースで、1日あたり20万以上というのは珍しくありません。研修会社に払う料金よりも、会場代の方が大きくなったというのは珍しい話しではありません。

この会場費を節約できれば、研修コストも大幅に削減できるわけですが、一つは研修会社に提携している外部会場があるかどうかを確認し、あれば紹介してもらう方法。多くの研修会社では、外部会場との連携強化に努めており、安価な施設を紹介してもらえることがあります。

また、公的な施設(公民館など自治体が管理する施設)も狙いです。民間と比べて10分の1程度で借りることができることも珍しくありません。これらの施設を借りるためにはいくつかの条件があるのですが、販売行為などを伴わない用途であれば基本的に問題ありません。物品販売としてのイベント等の活用では貸してもらえないか、貸してもらえても割高な料金になってしまうのですが、研修ということであれば大丈夫です。

自治体が運営する施設を借りる時の最大の問題点は、空きがないことです。

料金が安いのは、一般市民のあらゆる団体が気軽に使うことを促すためでもあり、市民によるセミナーや各種学びのスペースとして積極的に活用されています。予約は半年前程度から受付できるところが多く、解禁になるとすぐに予約が埋まってしまうという人気の状況ですから、スケジュール調整を半年前に行うことが難しい企業という組織ではなかなか予約を入れることが難しいのです。

例えば、研修日程が決まった段階で、ダメもとで確認してみて、空いていれば予約するということでも良いでしょう。

新入社員向けの研修などは、入社日も含めてかなり早い段階で研修日程も決定できるはずですから、自治体が運営する施設を活用しやすいといえます。

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